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GROOVY LIFE in KYRGYZ! ~キルギスで人生をグルーヴ~ Vol.11

キルギスの年末年始

あけましておめでとうございます!С Новым Годом, С Новым Счастьем!!(→ロシア語)。キルギス愛に溢れる男、長谷川貴司です。

Vol.10からだいぶ時間があいてしまいました・・・。私の2018年後半はかなり濃厚で、気がつくと秋が過ぎて冬に突入、そして、いつの間にか年も越しちゃいました(笑)。
9/1には、KeyNoters主催のキルギス独立記念交流パーティー「キルギス★ナイト Вечер Кыргызской Дружбы」でDJをさせていただきました。キルギスで映画の主題歌を歌った経験もある謎のキルギス語シンガー鈴木恵理さんとのコラボも実現しました。次は本当にキルギス本国の独立記念日のイベントに出たいなぁ。

他にも、「パラムーブメント」という、障がいの有無関係なくスポーツやアートを楽しみ、誰もが輝けるまちづくりを目指す川崎市で、NPO法人ダンスラボラトリーと「障がいがあってもなくても楽しく踊れる曲(”Inspire")」をつくりました。川崎市とキルギスの関係はとても深く、また、キルギスでは日本の理学療法士や作業療法士が様々な学校や施設で障がい者サポートをしてきた実績があります。今後、Inspireをキルギスでも広めて、日本とキルギスの子供たちが一緒に踊るイベントもできたらいいなと思います。

そして、2019年元旦は、日本一早く初日の出が見える町、千葉県銚子市の銚子電鉄犬吠駅で行われた初日の出ライブに、現役女子高生シンガーHINA(特別銚子観光大使)のバックDJとして参加しました。初日の出とともに自分の曲でパフォーマンスできるなんて、これ以上ないというくらい幸先の良いスタートが切れました。

皆様は、どんな年末年始を過ごしましたか?
さて、今回はキルギスの年末年始について書いてみたいと思います。といっても、私はキルギス人の家にホームステイしていたわけでもないので伝統的なことはよく知りません。あくまでも私が体験した年末年始について紹介します。

12/24-25は日本ではクリスマスを祝いますが、ロシア語圏のクリスマスは1/7(ユリウス暦)なので少し雰囲気が違います。クリスマス感はないのですが、「ヨールカ」というクリスマスツリーは年末年始の期間飾られており、それを囲んでそのまま「ヨールカ」と呼ばれるお祭りが学校などで開催されます。そして、サンタクロースに似たジェド・マローズ(吹雪爺さん)と、スネグーラチカ(雪娘)の二人組が登場してお祭りを盛り上げます。


警察車両に描かれたスネグーラチカ(雪娘)

オスモノフ中等学校でも、ヨールカは最も盛大で楽しいお祭りです。低学年と高学年、最高学年で別々に行われるのですが、低学年はハロウィンのように仮装して輪になって踊り、高学年は「ぷちょぷちょへんざっ(Put your hands up)!」の完全パリピな空間です。最高学年になるとセレブに着飾ってチークダンスする大人のムード満開です。会場の飾り付けなどはすべて生徒がやります。こういう時、私のPC教室は広いので生徒の楽屋として使われます(笑)。

日本の学校でも冬休みに入る前日にヨールカをやっても楽しいかもしれませんね。
このヨールカで生徒のDJや音響操作している姿を見たことが、後に私がDJ Vodkaになるきっかけになったといっても過言ではないです。DJスクールに行こうと決心したのも帰国翌年の大晦日でした。


飾り付けも真剣

お祭り時には楽屋になるPC教室

さて、ヨールカが終わるといよいよ年越しです。私のキルギス滞在1年目年の年越しは、首都ビシュケクで迎えることにしました。日本が恋しくなったのかもしれません。キルギス日本人材開発センター(KRJC)にキルギス在住の日本人が集まって年越しを祝うと聞いてそちらに参加しました。
当センターはNHKを見ることができるので、紅白歌合戦&ゆく年くる年をみながら新年を迎え、そのままカラオケに繰り出しました。キルギスのカラオケでは、日本の歌がばっちり歌えます。

あと、プロジェクターは私が勤めるNEC製だったりして、テンションがあがったのを覚えています。


ビシュケク日本人材開発センターで見た紅白歌合戦

キルギス滞在2年目の年越しは、大自然の中で過ごそうと思い、アルティン・アラシャン(キルギス語でアルティンは「金」、アラシャンは「温泉」)という山の中にある温泉保養地に行きました。普通は麓の村から16kmのトレッキングが必要ですが、ジープで連れて行ってくれるサービスがあるというのでトレッキングを省略して行きました(笑)。

そこはまさに秘境。真っ白な雪!満点の星空!なにやら古代の模様が描かれた石もあったりしてロマン溢れる場所の秘湯につかり、ロシアやヨーロッパから来ていたアルピニストたちと一緒に極寒の雪原で花火を打ち上げ、音楽を聴きながら新年を迎えました(その時の写真がなぜかないのでご想像にお任せします!)。

ゲストハウスの方に聞くと日本人は結構来ているようです。アルピニスト気分で年越しを体験したいなら、ぜひアルティン・アラシャンをチェックしてみてください。絶景写真も検索すれば沢山でてくるかと思います。


古代の痕跡

標高2,600mのラドン温泉

以上が私のキルギスで体験した年末年始です。
本当はもっと伝統的な行事をやっているのかもしれませんが・・・。ロシア人はきっとイシククル湖で寒中水泳やっていると思う(笑)。


元旦にアラシャンのゲストハウスで食べた絶品のブリンチキとスープ

今回はここまでです。次回はキルギスの日常生活について紹介します。お楽しみに!


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