photo by Fondation France Israel on Flickr
中東のシリコンバレー
イスラエルは高度なハイテク技術をもち、ベンチャー企業も多いことから、中東のシリコンバレーと呼ばれている。NASDAQへの上場数は、アメリカに次いで世界で2番目に多い。
以下に挙げる記事ではそれぞれイスラエルの状況を説明しているので詳しい実態を知ることができる。また、日本は国際競争力を高めるためにもどう関わって行くべきかも考察している。
- 日本では語られないイノベーション国家「イスラエル」(SENSORS) イスラエルのスタートアップが盛り上がっている理由を紹介。兵役中にテクノロジーを学ぶものもあれば、元々エンジニアだったものが兵役中も軍隊でもエンジニアとして働くパターンもあり。それでイスラエルの軍事技術力が高いという側面もある。
- サムスンは既に10年前に進出!発明大国イスラエルの頭脳を生かせ(ダイヤモンド社書籍オンライン) イスラエルのビジネスシーンを語るシリーズ記事。日本はイスラエルとどう関わるべきか。それを考える上で非常に役立つ情報満載。
- 中国に後れをとるな!日本が取り込むべきイスラエルの「グローバルリーチ力」(ダイヤモンド社書籍オンライン) ハイテク分野だけでなく、イスラエルの淡水化技術と日本の海事産業とをうまく組み合わせるべきと提言。
- 日本人3人が始めたイスラエル発のスタートアップMillion Times – Aniwo植野力さん(Careerpacker Project) 日本人もイスラエルで起業する時代が到来。イスラエルで起業するとはどういうことか。実体験が語られている。
日常生活に溶け込んでいるスタートアップ文化
建国自体が「ゼロ」から「イチ」だったイスラエル。失敗は失敗と思わず何度もチャレンジ。働く会社、場所も流動的という文化がスタートアップを当たり前にさせている理由のようだ。
- DLDイスラエル最大のスタートアップの祭典に行ってみた(Samurai House in Israel) テルアビブで開催されるDLD、ハイテク関連スタートアップの国際会議は、街中がカンファレンス会場。それだけでいかにスタートアップが浸透しているかがわかる。
- Mapped in Israel イスラエル内のスタートアップ企業や投資家など、起業関連のマップ。どの会社で人材募集しているかという情報も掲載されている。
- イスラエルの起業家がニューヨークへ進出する理由(Venture Now) より大きな市場を求めるイスラエル人はアメリカ、しかも東海岸を目指すのだそう。西ではなくなぜ東なのか。その理由が語られている。
- Israel Startups Mapped in NY ニューヨークでのスタートアップも数が増え日常化してきたのか、ここでのマップも作られている。
- Israeli startups flock to New York (CNN Money) CNNでもNYでのイスラエル人スタートアップ増加が取り上げられた。
BOOK
イスラエルのスタートアップ事情についてはすでにいくつか本が出版されている。
これらを読んでさらに理解を深めてみては。
アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?
<ダイヤモンド社 (2012/5/18)>
原題:The Story of Israel’s Economic Miracle
356ページ、単行本(ソフトカバー)
Start-up Nation
<Grand Central Publishing (2011/9/1)>
400ページ、ペーパーバック