2015年10月3日(土)実施の、「旅サミットII」。今回も盛況のうちに終了することができました。朝からお天気も良く行楽日和となりましたが多くの方にご来場いただきました。
第一部 各国大使館によるプレゼンテーション
第一部は4ヶ国在日大使館スタッフによるプレゼンテーション。
今回はヨーロッパ2ヶ国、アジア1ヶ国、アフリカ1ヶ国という構成でした。
- アゼルバイジャン共和国
- パキスタン・イスラム共和国
- タンザニア連合共和国
- リトアニア共和国
トップバッターはカスピ海に面した東ヨーロッパのアゼルバイジャン。一等書記官 ロヴシャン・ミルザエフさんのお話。日本語でのプレゼンで一気に参加者が話に引き込まれました。経済状況や貨幣といた基本情報の説明のあと、国がいかに観光整備に力を入れているか、数字(ホテル、旅行代理店、日本からの観光客数)を交えてお話いただきました。
何より参加者の関心を引きつけたのは、アゼルバイジャンの近代的な建物と歴史的・自然味あふれる風景との対比。観光ビデオ上映中に多くの質問が上がっていました。
次は南アジアに位置するパキスタン・イスラム共和国。商務参事官 シェザード・アフマド・カーンさんによる英語によるプレゼンテーションでした。東日本大震災時に被災地で行った救済活動などの例を挙げながら日本との友好関係を紹介。世界全体の平和維持活動にも力を入れていると同時に、積極的に女性を活用しているというお話もありました。
音楽やダンス、スポーツを楽しむパキスタン人。アゼルバイジャンとよく似た近代的な都市建造物がある一方、美しく魅力的な自然観光資源についてもたくさんの写真とともにお話しいただきました。
3番目の登壇者は全権公使 ジョン・F・カンボナさん。中央アフリカのタンザニアも英語でのプレゼンでした。有名な宝石のタンザナイト、日本でもおなじみのキリマンジャロコーヒーなどの紹介のあと、簡単なスワヒリ語講座。マエダ、タバタ、コンドーなど日本と同じ音をもつスワヒリ語の名前があるのだそうです。
さすが元々観光に力を入れているタンザニア。ビーチリゾートでもあるザンジバルには島全体で約20の5つ星リゾートがあるとか。タンザニアへの往復チケットも昨今は下がって来ているようなので、今が行き頃なのかもしれません。
最後はまたヨーロッパに戻り、バルト三国の一つでもあるリトアニア共和国のプレゼン。日本リトアニア交流センター代表理事である玉木さんからまずリトアニアの概要と歴史についてレクチャーがありました。当然のことながら杉原千畝の話もあり、また伝統的な民族舞踊や第2の宗教とも言われるバスケットボールについてのお話もみんな興味津々に聞き入っていました。
大使夫人のガリナ・メイルーニエネさんにバトンタッチしたあとは、リトアニアの伝統行事とそれに伴う料理について詳しくご説明いただきました。どれも美味しそうで、暖かなリトアニアのお国柄が窺い知れるお話でした。
エギディユス・メイルーナス リトアニア大使にもご参加いただいており、第一部を締めくくるすばらしいご挨拶をいただくことができました。
第二部 展示&フリートークタイム
第二部用にレイアウトを変更し、お待ちかねの各国料理を食べながらのフリートークタイムです。
- 料理&ドリンク
- 民芸品販売
- 民族衣装・民芸品の展示
- お土産
料理は、リトアニアから「キビナイ」というミートパイを、アゼルバイジャンからは「バクラヴァ」という伝統的なお菓子を提供いただきました。しかもバクラヴァ用のお皿はアゼルバイジャンのすてきなお皿をご用意いただき、目と舌の両方で味わいました。
いずれの料理も手作り。参加者の方からは「手作り料理がいただけるとは思ってなかったのでうれしかった!」というフィードバックを後日いただきました。どちらの料理からも作り手の思いが参加者へ伝わったようです。
リトアニア伝統料理、「キビナイ」(手前)
千夜一夜にも登場するお菓子、「バクラヴァ」
ドリンクは、アゼルバイジャンからワイン(赤・白)を、パキスタンからは特産のマンゴーを使用したマンゴーラッシーを提供いただきました。どちらも大人気で、料理と共にあっという間に売り切れてしまいました。
今回はリトアニアのかわいい雑貨が販売されました。民芸品の聖地と呼ばれるリトアニア。リネン、木工品、かごなど女子が泣いて喜びそうな雑貨が並べられ、見ているだけでも楽しくなるものばかりでした。
アゼルバイジャンとリトアニアのヨーロッパ2ヶ国が民芸品およびパンフレットの展示ブースを設けましたが、特にアゼルバイジャンは民族衣装を身にまとった男の子2名が参加。 リアル民芸衣装展示にご協力いただきました!参加者はアゼルバイジャンの帽子をかぶって一緒に記念撮影も。
とてもアットホームな雰囲気で楽しいひとときとなりました。
パキスタン大使館からご提供いただいた、ハラル仕様のレトルトカレー(バターチキン&フィッシュ)が参加者の方々へお土産として手渡されました。ハラルフードは日本でも認知度が高まってきていますが、それだけでなく合成着色料、合成保存料無添加というのもうれしいですね。
旅サミットに参画いただく国の魅力は日本人にはまだまだあまり伝わっていません。しかし、どの国もそれぞれ特徴があり、プレゼンを聞くと全ての国に行きたくなってしまうくらい見所満載。各国とも日本人観光客増加を多いに期待していまおり、実際、いままさに人気に火がつきそうな国もあるようです。
多くの人がいく観光大国へ行くのもいいですが、まだ知られてないうちにこっそり旅行してしまうのもちょっと優越感ですよね。次の旅行計画リストに今回の4ヶ国を入れていただければうれしい限りです。
次回の「旅サミット」について日程等は当ページもしくはFacebookページにて告知いたしますので、フォローいただければと思います。 https://www.facebook.com/keynoters
イベント参画を希望される大使館の方は、ぜひContact Usよりお申し込みいただければと存じます。
最後にご参加いただいた大使館関係のみなさま、参加者のみなさま、本当にありがとうございました!!次回もご期待ください!