講座演題は、
「ジョージア:アジアとヨーロッパをつなぐ場所~悠久の歴史と文化を訪ねて~」。
導入部での取っ掛かりとしては、ゆかりのある方々との写真を用いてジョージアをご紹介いただきましたが、さすが旧ソ連崩壊後日本人として初めてジョージアに留学、そこから長年に渡りジョージアと関わり続けていらっしゃるだけあり、シェンゲライア監督含め重要人物・著名人(栃ノ心も!)との貴重な写真もたくさんご披露いただきました。
そのような写真紹介、ジョージアの宴会責任者「タマダ」の説明、クヴェヴリワイン、教会といったビギナーにもわかりやすい文化的な内容が語られた一方、後半は、現在公開中のジョージア映画『葡萄畑に帰ろう』に関連したトピック、特にストーリーの裏に込められたジョージアの置かれた状況(言語、政治、人種問題など)もあちこち織り交ぜられ、興味深いお話・エピソードをたくさん教えていただきました。
今回の講座では大きく
- ①純粋なジョージア(「ジョージア人と文化」)
- ②多様なジョージア(「多民族多宗教の共存」)
- ③相克のジョージア(「国際政治」)
講座の熱気はそのまま持続し、Q&Aコーナーでも活発な質問が飛び交い、ジョージアワインを囲んでの交流会でも先生の前の列は途切れず、あっという間の2時間となりました。
交流会後すぐに岩波ホールへ映画鑑賞に行く方もいたり、「先生のお話をもっと聞きたい!」「ジョージアワインおいしかった!」「近い内に絶対ジョージアに行きたい!」というお声もいただき、参加者の方々のジョージアへの関心の高さを改めて感じました。
前田先生をはじめ、ご参加いただいたみなさま、本イベントにご協力いただきました関係者の方々に厚く御礼申し上げます。