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良好な住環境が魅力のオーストラリア

オーストラリア・マーケターの桑田恭です。

前々回、前回と「仮に、日本以外の国に住むならば・・」という設定で書きましたが、今回は対象をオーストラリアに絞ります。

オーストラリアを気に入っている、又は選ぼうという人たちにとって、魅力として惹きつけられる理由に、良好な住環境が挙げられます。

オーストラリア国内の新築住宅の平均面積は約25年前の約1.5倍に拡大し、これはアメリカを抜き世界最大です。調査機関ABSによると、2008/2009年度の住宅(戸建と共同住宅)の平均延床面積218.9平方メートルと、1984/1985年度(149.7平方メートル)で46.2%増。内訳でみると、戸建は248平方メートル(52.7%増)、共同住宅等は140.8平方メートル(42%増)となっています。

実利的な面でも、ミュンヘン再保険会社(「Annual Review、Natural Catastrophes 2002」)が公表した、災害危険度、災害への脆弱性を示した「大都市の災害リスク指数」(リスクが高い順)で「東京・横浜 710」に対して、「シドニー 6」で、他国と比較しても低水準で安全面での評価を得ています。

片や物件相場の上昇は、住宅取得検討者をはじめ憂慮される問題となっています。条件に恵まれた新築物件はアジアの富裕層による争奪戦が繰り広げられている模様。中古物件は各都市の中心部周辺の物件所有者が手放せば物件購入時の価格を大きく上回る売却益を見込めるものの、代替え物件を手当てしようとすると、従来の条件を大きく緩和せざる得ない選択を迫られるそうです。

メルボルンで耳にした話では、人口増に住宅の供給が追いついていないといった状況も聞かれ、広く恩恵が享受されていない現実はありますが、オーストラリアでの生活をイメージする場合、「良好な住環境」は大きな魅力といえます。

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