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日本人は世界のどの都市に住んでいる?

Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の管理をしております桑田 恭です。

前回「日本以外に住んでみるとしたら、あなたならどの国を選びますか?」と題して記事をお届けしましたが、今回は都市別で在留邦人数(外務省調べ)をみてみることにします。


外務省「海外在留邦人数 統計(平成24年速報版)」

最多はロサンゼルス都市圏で70,000人強。その他、お馴染みの都市が並び、10,000人以上の都市は18位パリ(フランス)まで18都市。

アメリカは6都市と突出していますが、他は中国3都市(含.香港)、オーストラリア2都市を除いては、1国1都市という状況です。

推移は2011年時点が最新で、2009年からの推移では凸凹が目立ち、傾向を読み取りづらいですが・・


外務省「海外在留邦人数 都市別ランキング(2011年10月1日現在)」

2011/2001年比でみると、増減率をハッキリと見て取れます。

上海が突出しているのは、経済成長による影響が色濃く反映されてのことと考えますが、アメリカは都市によって様々。サンディエゴ、ロサンゼルスのカリフォル二ア州は好調です。

伝聞レベルですが、サンディエゴでは本格的な日本人村の創設が計画されていたり、ロサンゼルスでは既に規模は小さいながらLittle Tokyo、Sawtelleなど日系が集うエリアがあり、拠点がある/整備される事は生活者(移住者)の支えになるでしょう。

その他、バンコク(タイ)、メルボルン(オーストラリア)などは良好なトレンド。バンコクは従来からのバックパッカーの人気に加え、近年は経済成長からビジネス需要がうかがわれます。

片やメルボルンは、2017年にトヨタの撤退などビジネスに関しては正念場とみられる状況ですが、日系コミュニティはWeb媒体(Go 豪 メルボルン、DENGON NET)で情報交換が行なわれていたり、日本食店の看板を掲げる店も数多くの中から選べる量にあり、人気ラーメン店といった話題も聞かれます。

日本人同士での距離の取り方は、各個人の考え方に基づいて決せられる事になりますが、「どうするか状況によって選べる」という視点で考えると、困った時は既存の拠点を利用するなどして、現地生活に溶け込んでいくことは合理的な選択となるでしょう。


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