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ウズベキスタン経済と日本

ウズベキスタン経済

ウズベキスタンは天然資源と農産物に恵まれた国で自給自足が可能とされている。たとえば、

  • 金(埋蔵量):世界第4位
  • 金(採掘量):世界第7位
  • ウラン(埋蔵量):世界第7位
  • 銅(埋蔵量):世界第10位
  • 天然ガス(埋蔵量):世界第14位

を誇っている。そのため旧ソ連からの独立直後は輸出の80%が原料であったが、近年は10%にまで現象。急速に経済発展をみせるウズベキスタンは、過去10年間のGDP成長率は安定しており、2007年以降、8年連続GDP8%を超えている。

(参考) 世界経済のネタ帳 「ウズベキスタンの経済成長率の推移」

ウズベキスタン経済 今後の戦略

積極的に近代化を進めるウズベキスタン。様々なセクターで多くのプロジェクトを走らせているが、工業製品については今後5年間に工業生産高を2015年現在の1.5倍に引き上げるとしている。

その他、2020年ごろまでに19の水力発電所を近代化、鉄道・自動車道などの物流インフラ整備、化学コンビナート新設、携帯・PC・TVの生産スタートなどが予定されている。2017年までに国内放送を地上デジタル放送へと移行するプロジェクトには日本も絡んでいるが、多くのプロジェクトに中国が関係しているのが伺える。

(参考)

日本企業進出のチャンス

カリモフ大統領令により、2008年にナボイ自由産業経済特区が作られた。この特区に登録された企業は、土地税、財産税、利益税、社会インフラ整備税、単一税(小規模企業対象)の支払と国家道路基金、共和国学校基金への納付が免除される。またアングレンとジザクの自由産業特区においても海外投資家には同様の条件が適用される。

大手企業はすでにこの特区での優遇制度に着目し、プロジェクトを始動させているかもしれないが、中小企業、スタートアップ企業にもまだまだチャンスはあるはずだ。

ジャーナリストの嶌伸彦氏が会長を務める、日本ウズベキスタン協会では零細・中小向けの貿易実務講座、ワークショップを開催。非常に実践的な内容を学べるだけでなく、ビジネスマッチングも行っている。

親日国で日本語を学ぶ人の多いウズベキスタン。意外と日本から近い場所に見えないビジネスチャンスが眠っているのかもしれない。

(参考) 日本ウズベキスタン協会HP

写真出典:
Uzbekistan Sums by Mr Hicks46


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