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ブルキナファソ基本情報

<民族・言語・宗教>
ブルキナファソには約60の民族が共存し、各民族が其々固有の言語と習慣と文化を持っている。民族構成はモシ人が約50%、プル人が10%。その他グルマンチェ人、グルンシ人、ボボ人、ロビ人、マンデ人などが40%となっている。

公用語はフランス語であり、90%の国民がモシ語などニジェール・コンゴ語族のスーダン系言語を話している。

宗教は、土着宗教信仰者が約57%、イスラム教信仰者が約15%、キリスト教25%を占めている。

<地理・気候>
アフリカ西部に位置し、サバンナ草原に囲まれている。北にマリ、東にニジェール、南東にベナン、トーゴ、南にガーナ、南西にコートジボワールと国境を接する内陸国。

11月から2月までは乾燥しているがそれほど暑くなく、3月から6月は乾燥していて暑く、7月から10月は、雨季というように季節が3つある。 乾季と雨季では、気候にずいぶん差があり、暑い季節には日陰でも40度を越すほど。

気候区分はサバナ気候。国土の北部はサヘル地帯にあたり、砂漠化が少しずつ進行している。

<政治・外交・軍事>
ブルキナファソは大統領制をとる立憲国家。現憲法は1991年6月11日に制定された。国民の直接選挙で大統領は選出され任期は5年。3選は禁止されている。 首相は国民議会との協議に基づき、大統領により任命される。議会は一院制で、定数111議席。議員は比例代表制に基づく選挙で選出され、任期は5年である。

旧宗主国のフランスをはじめ諸ドナーとの良好な関係の維持・発展に努めているおり、またトーゴの民主化支援やニジェールのトアレグ問題解決支援に見られるように地域の安定にも尽力している。 1994年2月以降台湾を承認しており、外交関係を維持。台湾を承認している国家の中では、ブルキナファソが人口規模で最大。

軍事力は、11,200人(陸軍6,400人、空軍600人、憲兵隊4,200人)の兵力を有し、兵役は志願制となっている。

<経済>
GDPの35%、労働人口の多数を農業が占めている。南西部では稲作、タロイモ栽培、北東部ではミル、中部ではとうもろこしの栽培が行われている。 主な輸出品は木綿。全世界の生産量ではソルガムがニジェール、マリに次ぐ6位、トウモロコシが10位を占める(2002年)。人口過剰のため、周辺諸国への出稼ぎがさかん。

1987年の軍事クーデター以降、世銀・IMF等からの支援も開始され、1991年に最初の構造調整計画が開始。 以降、政府は財政不均衡や国際収支の是正、民間部門の強化等各種政策を実施。西アフリカ諸国の中で比較的良好なパフォーマンスを見せており、 ブルキナファソによる経済改革、民主化努力は、世銀、IMF等を含む諸パートナーからも高く評価されている。

【まとめ】

  • 面積:274,200㎢(日本の約7割)
  • 人口:1,693万人(2013年、世銀)
  • 首都:ワガドゥグー(Ouagadougou)
  • 民族:モシ族、グルマンチェ族、ヤルセ族、グルーシ族、ボボ族等
  • 言語:フランス語(公用語)、モシ語、ディウラ語、グルマンチェ語
  • 宗教:伝統的宗教57%、イスラム教15%、キリスト教25%
  • 政体:共和制
  • 元首:ロック・マルク・クリスチャン・カボレ大統領(2015年12月29日就任)
  • 国防予算:1億500万円(2014年)
  • 主要産業:農業 (粟、とうもろこし、タロイモ、綿及び牧畜)
  • 主要輸出品目:綿花、金、シアバター
  • 主要輸入品目:資本財、石油製品、食料品
  • 主要貿易相手国(輸出):中国、インドネシア、日本、タイ
  • 主要貿易相手国(輸入):コートジボワール、フランス、ガーナ、インド

参考資料:

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